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2017年12月07日

「黄金色の干し芋/紅はるか」

他のさつまいもより、はるかに甘いという事で命名された『紅はるか』。その名を裏切らない甘さです。
この3倍位の干し芋ができました。芋羊羹のような味わいです。

黄金色は、抗酸化作用がある色素カロチンで、夜盲症予防や視力の低下を防いでくれるそうです。
さつま芋はビタミンCやカルシウムも豊富で、とてもヘルシーな食べ物です。





この夏から作り始めた甘酒。こちらも天然の甘さです。夜飲むと美肌効果があるそうですが、イマイチ感じられませんでした。
でも、作り方が簡単で美味しいので継続して作っています。材料は玄米麹と、炊いた玄米か白米と水のみです。





最近の朝食は甘酒と干し芋ですが、甘すぎるのがちょっと難点です。干し芋には、渋いお茶かな・・・。



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Posted by hinageshi at 12:43Comments(0)ファイトケミカル

2017年11月29日

「白い蔵/蔵で旅するbook store」

浜松にはまだ、多くの伊豆石の蔵が残されています。子供の頃良く行った祖父母の家の近くの文房具屋(というより、今でいうところのファンシーショップ)も伊豆石の蔵でした。伊豆石の蔵は石なので頑強なイメージがありますが、それと比べると白い蔵は優しくてあか抜けた印象です。浜松で、たまに白い蔵を見かけると、どこか違う土地に来たようでわくわくします。

白い蔵は白黒コントラストが美しく、なまこ壁や窓装飾などの意匠も凝っていて、おだい様(浜松弁でお金持ち)の家の印象ですが、今回見かけた“白い蔵”は、簡素で美しい蔵で、広い面積の白い壁に紅葉が映えていました。

ここは、ドロフィーズキャンパスの中の一店舗。築100年の蔵をリノベーションした『蔵で旅するbook store』です。
正面は閉鎖的ですが、裏側の戸からは庭を眺める事ができ、ガラスからさしこむ光は本を優しく照らしていました。

入ったとき感じた事は“時が止まっている”。2階の畳に座ってお気に入りの本を読む・・・。それは10代の私かも知れないし、20代の私かも知れません。





ドロフィーズのリノベーションしたカフェでランチしました。ほとんど見えていませんが、右のお皿はアラビアのパラティッシイエローです。絵も楽しめる上に、白い部分が多いので料理を引き立ててくれそうですね。





スイーツの器、気に入りました。動きがあって可愛いです。





北欧生地のお店で姪がウニッコを買いました。マリメッコにしては珍しく綿麻素材で配色もシックです。とりあえず仮止めしてみたそうです。存在感はあるけどシックで素敵です。





ドロフィーズは行く度に店が増えています。取り残された場所には古いものがそのまま残っていて、今はそれを再生して人が集う場所になる。見た目が変わっても、柱や梁が記憶していることを感じる。素敵なことですね。




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Posted by hinageshi at 16:57Comments(0)ライフスタイル

2017年11月22日

「古民家宿・日本色/用宗海岸」

用宗に古民家をリノベーションした一棟貸しの宿3棟が、この夏オープンしたそうです。その名が『日本色』と言う事なので見学に行ってきました。

築55〜80年の昭和の香りがするこぢんまりとした民家は、庭のサイズ感も含め子供の頃の記憶にある風景です。
それぞれに日本の伝統色名が付けられています。こちらは『青藍』。青藍色の暖簾が掛けられています。





『青藍』の正面には、2棟並んでいて、こちらは『千草』。





隣は『竜胆(りんどう)』です。3棟共外観は焦げ茶で塗られ、白い漆喰とのコントラストが美しく、暖簾が映えています。





内装は、木のフローリングや琉球畳の明るくナチュラルな色を、障子や欄間の焦げ茶が引き締めています。
古くさいままというか、ほこり臭いといった印象はなく、和モダンな雰囲気に統一されていました。

キャッチコピーは『一棟貸しで楽しむ どこかなつかしい 海と港まち「用宗」』。
平屋建ての路地を歩くと昭和にタイムスリップです。少し歩けば用宗海岸。この宿では干物を炙って食べられるそうです。





ビーチサンダルはいて海から帰って、水道ホースで砂を落として、スイカを食べて、タオルケット掛けてお昼寝・・・。
そんな夏の情景が浮かんでくる場所でした。心残りは店の場所が分からず、シラスピザを食べそびれた事です。


  
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Posted by hinageshi at 15:41Comments(0)お出かけ

2017年11月18日

「黒はクールでかっこいい」

オートバイを買い替えました。夫はブルーが欲しかったようですが、ブルーはスポーティーな印象が強いので、私は黒を推しました。悩んだ末黒にしたようです。実物を見たら正解だったなと思いました。黒は存在感はあるのですが、主張しすぎずイメージも限定されない。でも一押し理由は“かっこいい”ですね。

購入した「レッドバロン」さんで昼食券をいただいたので、三河湾までツーリング。私は初乗りです。。。正直、二人乗りには向いていないバイクでした。





穏やかな三河湾を眺めての昼食。ここ西尾市の寺部海岸は、あまり有名ではなく、穴場海水浴場だそうです。





下に見えるドーム型の建物は、オーガニック食材にこだわったカフェ『ピッツェリアオーシャン』。海の見えるカフェとして人気のお店だそうです。黒がドーム型をより引き立てて、目を魅きますね。奥に見える島は、アートの島として有名な『佐久島』です(多分)。毎年、暖かくなると行きたいと思うのに、なかなか行けていません。





普段、黒い服を着る事はめったにありませんが、黒は存在感があって素敵な色だと思います。



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Posted by hinageshi at 11:06Comments(0)お出かけ

2017年11月12日

「レトロカラーの街/豊橋」

今月初め、豊橋市役所で仕事がありました。路面電車の駅名表記がレトロでかわいいです。





豊橋市役所は豊橋公園内にあり、公園には美術博物館もあります。前に建つ『豊橋公会堂(1931年竣工/国の登録有形文化財)』は、ロマネスク様式を基調としスパニッシュ・コロニアル・リバイバル様式とか。





近くにある『豊橋ハリスト正教会(1913年完成/国の重要文化財)』は、ビザンティン建築・ロシア建築の影響を受けた様式だそうです。





豊橋の風景を作っている路面電車。走っている姿も可愛いですが、乗るとおもちゃの電車みたいで子供の気分になります。





豊橋の空気は、のどかで懐かしい感じ。遠くに山が見え、車の交通量も多くなく、街路樹がきれいでお気に入りの街です。



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Posted by hinageshi at 12:32Comments(0)お出かけ

2017年11月08日

「白い坂道が空まで続いていた・・・」

ユーミンの『ひこうき雲』に出てくる「白い坂道」は、“ひこうき雲”の事なのですね。

普通、道路はアスファルトなので灰色ですが、ここは“白い石畳の坂道”。秋葉神社の表参道で、かなり急です。





下り坂。緑がいっぱい。





この白い坂道は、どこに続いているかというと「秋葉神社の上社」。上社への自動車道が整備されるまでは、ここを登ってお参りしたそうです。
現在は、東海道自然歩道に指定され、ハイキングを楽しむ道になっているようです。





かつては、なかなかの賑わいで、明治初め頃には旅籠が11件あったそうで、そんな築120年の旅籠をリノベーションしたのが「cafe山疋屋(さんびきや)」さんです。週末カフェで、開店している日の写真を見たら、赤いのれんが印象的でした。





資料館になっている蔵。





木工所のだるまストーブ。ここでは、ゆっくりと時間が流れています。





最近、古民家を再生したお店が増えた気がします。建物の中には時の記憶が残り、外観は風景を作り、懐かしい気持ちにさせてくれる・・・。
こんな風に残していってもらえる事に感謝です。



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Posted by hinageshi at 17:11Comments(0)お出かけ

2017年11月04日

「スサイさんの幸せカラー」

久しぶりの記事投稿です。

窓辺でキラキラしているのは、アーティストのスサイタカコさんのモビール。私は勝手にフクロウと決め、『福ちゃん』と名付けました。
光を集めて、福を呼んでくれるラッキーアイテムです。





少し前に、上島のカフェ「シーン」さんで開催された「スサイタカコ・みっつの星とひとつの月」を観に行きました。
スサイさんの立体作品は、可愛くてユーモアたっぷり愛嬌があり、イラストはカラフルなのに、うるさくなく、とてもクリアです。
作品は細部まで、そして裏までも何かしら描かれていて、360度楽しめます。





こちらの写真は、古民家での作品展示のようです。「そうそう、古い家には居そうだよね・・・」って思ってしまいますね。





スサイさんがアトリエで作品を作っている姿を見てみたいな、と思いました。
「幸せは、そこここに」ですね。



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Posted by hinageshi at 15:10Comments(0)カルチャー

2017年09月07日

「たけしカラー/アートたけし展」

少し前の事になりますが、浜松市美術館で開催されていた『アートたけし展』に行きました。
最初、ポスターを見た時は、アンディ・ウォーホルのパロディかと思いました。たけしさんだし・・・。





横顔を描いているのに両目あり、こちらはピカソのパロディかな?でもちょっと違うような。





どの作品も毒があるのに、部屋に飾ってもいやじゃない感じ。小学生が図画工作の授業(今は違う教科名かも)で制作した風だけど、幼稚ではないところが魅力。結構気に入った『助六の絵』。定番の、ゆかり(紫)の手拭を付けています。





『元気をもらいました』なんて言うと、たけしさんに『えっ!そうかい?』って肩すかしにあいそう。『笑える ! ! 楽しい ! ! 』くらいが合っているのかな。





子供の時からの出来事や、出会った人や、感じた事や、感動した事・・・いろいろが彼の中で発酵して作品になっている。絵は平面的でも奥はぐっと深い。でも重くない。





最後に、たけしさんのビデオを見ると、真面目な面や、テレている表情などが見られて、すごくチャーミングな人だなと思いました。
初めにパロディ?と思ったのですが、ウォーホルやピカソや、いろいろな芸術家(作品)への憧れや尊敬が、彼の脳を通すとこんな表現になるんですね。



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Posted by hinageshi at 12:11Comments(0)カルチャー

2017年08月19日

「マリメッコの色/ウニッコ」

フィンランドと言えば「マリメッコ」といわれるくらい有名なテキスタイルブランドのマリメッコ。インテリア小物やバッグ用に生地を買いました。

柄はいろいろあるのですが、どれにしようか悩むよりはと「ウニッコ(ひなげし)」と決めていました。大好きな柄なのと、本名でない時に「ひなげし」を使っているので・・・。悩みどころは配色です。カラフルな色にも魅かれましたが、シックな配色のものを2種類買いました。





フィンエアー(フィンランド航空)の毛布やナプキンはマリメッコ。ホテルの朝食レストランのスタッフエプロンはマリメッコ。街行く人もマリメッコを着ている人を多く見かけます。
フィンエアーの食事に付いたビタミンカラーのナプキン、毛布も同じ色柄でした。前に作った香り袋と記念撮影。





マーケットの屋台でもマリメッコのクロスを掛けた店がありました。





北欧インテリアの特徴は、冬は寒く暗く長いので、室内は白や明るめナチュラルカラーを基調色とし、大胆な色柄のテキスタイルをアクセントにする。と良く言われます。確かにホテルでもショップでも、ナチュラルカラーベースにデザイナーズチェア(形状)がアクセントだったり、カラフルテキスタイルがアクセントなのを多く見かけました。

日本人は中間色使いに長けていると言われます。日本は湿度が高く霞んだ空気の中で見る景色は中間色とか・・・。フィンランドの空気は澄んでいて、見るものがとてもクリアだなと感じました。そんな空気の中で見える色、感じる色はビビッドカラーやブライトカラーで、それが北欧カラーの特徴になったのかも・・・と感じました。

マリメッコのショップは、街のあちらこちらにあります。





マリメッコの工場(アウトレットがある)に行こうか悩みましたが、他にも行きたいところがあったのでやめました。。。かつてテキスタイル関係の仕事をしていた私にとっては、マリメッコの工場は聖地なのに・・・と、帰国してから後悔しました。



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Posted by hinageshi at 17:37Comments(0)お出かけ

2017年08月15日

「アアルトの自邸/モノトーン&ナチュラルカラー」

ヘルシンキの北西部、閑静な住宅街にあるアアルトの自邸兼事務所を訪ねました。アアルトは建築・インテリア・都市計画など、いろいろな分野で活躍し「フィンランド・モダンデザインの父」と呼ばれました。

緑の中に建つ自邸は、漆喰の白と木材の焦げ茶のコントラストが美しい。1936年完成。彼の持論『やり過ぎてはいけない、正当な理由がない限り何もすべきではない』の通り、シンプルで機能的で美しい建物でした。





事務所は高めの窓から光が差し込み、窓からは庭の緑が眺められ、穏やかな時間が流れていました。
ガイドさんの話では、(英語なので分かる単語を繋いでなんとなく理解)アアルトは日本の住宅・素材に興味を持ち、それらを取り入れたそうです。事務所の壁には畳表のようなもの(ゴザ)が貼られて柔らかな空間を作っていました。





リビングへの入り口は引き戸で、こちらも日本の住宅の作りを取り入れたそうです。ここが開き戸だったらと想像すると、引き戸の良さが見えてきます。トイレも引き戸でしたが、狭い廊下と狭いトイレ、どちらの空間も上手く使えるのは引き戸なんですね。日本建築の魅力を再認識です。





見学した時には窓にすだれが掛かっていました。い草(畳表)や竹は、優しくてより自然で、空間が息をしている感覚です。
室内は心地よくて、窓から見える庭の緑は美しくて、ため息が出るのですが、そこには奇やてらいはなく、贅沢でもない。デザイン史で学んだ事を思い出しました。そもそもデザインとはそういうものだという事を。





近くの「アアルト・アトリエ」にも行きましたが、見学日ではなく外観のみ見てきました。





1955年完成。白壁の曲線が特徴的なアトリエ。





天気が良かったのに、雷がゴロゴロ鳴り出し雨がザーザー。。。傘を持っていなかったので30分ほど雨宿り。雨が上がったのでトラム(路面電車)まで超特急。なので、住宅街の緑はピンボケです。





街に色はあるのに迫ってこない。多くの人が行き交っているのに、とても静か。車やトラムが行き交う道も喧噪感を感じない・・・でも暗い印象はなく、空気と同じで澄んでいる。日本が騒々し過ぎるのかな。。。



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Posted by hinageshi at 15:49Comments(0)お出かけ