2017年08月15日
「アアルトの自邸/モノトーン&ナチュラルカラー」
ヘルシンキの北西部、閑静な住宅街にあるアアルトの自邸兼事務所を訪ねました。アアルトは建築・インテリア・都市計画など、いろいろな分野で活躍し「フィンランド・モダンデザインの父」と呼ばれました。
緑の中に建つ自邸は、漆喰の白と木材の焦げ茶のコントラストが美しい。1936年完成。彼の持論『やり過ぎてはいけない、正当な理由がない限り何もすべきではない』の通り、シンプルで機能的で美しい建物でした。

事務所は高めの窓から光が差し込み、窓からは庭の緑が眺められ、穏やかな時間が流れていました。
ガイドさんの話では、(英語なので分かる単語を繋いでなんとなく理解)アアルトは日本の住宅・素材に興味を持ち、それらを取り入れたそうです。事務所の壁には畳表のようなもの(ゴザ)が貼られて柔らかな空間を作っていました。

リビングへの入り口は引き戸で、こちらも日本の住宅の作りを取り入れたそうです。ここが開き戸だったらと想像すると、引き戸の良さが見えてきます。トイレも引き戸でしたが、狭い廊下と狭いトイレ、どちらの空間も上手く使えるのは引き戸なんですね。日本建築の魅力を再認識です。

見学した時には窓にすだれが掛かっていました。い草(畳表)や竹は、優しくてより自然で、空間が息をしている感覚です。
室内は心地よくて、窓から見える庭の緑は美しくて、ため息が出るのですが、そこには奇やてらいはなく、贅沢でもない。デザイン史で学んだ事を思い出しました。そもそもデザインとはそういうものだという事を。

近くの「アアルト・アトリエ」にも行きましたが、見学日ではなく外観のみ見てきました。

1955年完成。白壁の曲線が特徴的なアトリエ。

天気が良かったのに、雷がゴロゴロ鳴り出し雨がザーザー。。。傘を持っていなかったので30分ほど雨宿り。雨が上がったのでトラム(路面電車)まで超特急。なので、住宅街の緑はピンボケです。

街に色はあるのに迫ってこない。多くの人が行き交っているのに、とても静か。車やトラムが行き交う道も喧噪感を感じない・・・でも暗い印象はなく、空気と同じで澄んでいる。日本が騒々し過ぎるのかな。。。
**************
緑の中に建つ自邸は、漆喰の白と木材の焦げ茶のコントラストが美しい。1936年完成。彼の持論『やり過ぎてはいけない、正当な理由がない限り何もすべきではない』の通り、シンプルで機能的で美しい建物でした。

事務所は高めの窓から光が差し込み、窓からは庭の緑が眺められ、穏やかな時間が流れていました。
ガイドさんの話では、(英語なので分かる単語を繋いでなんとなく理解)アアルトは日本の住宅・素材に興味を持ち、それらを取り入れたそうです。事務所の壁には畳表のようなもの(ゴザ)が貼られて柔らかな空間を作っていました。

リビングへの入り口は引き戸で、こちらも日本の住宅の作りを取り入れたそうです。ここが開き戸だったらと想像すると、引き戸の良さが見えてきます。トイレも引き戸でしたが、狭い廊下と狭いトイレ、どちらの空間も上手く使えるのは引き戸なんですね。日本建築の魅力を再認識です。

見学した時には窓にすだれが掛かっていました。い草(畳表)や竹は、優しくてより自然で、空間が息をしている感覚です。
室内は心地よくて、窓から見える庭の緑は美しくて、ため息が出るのですが、そこには奇やてらいはなく、贅沢でもない。デザイン史で学んだ事を思い出しました。そもそもデザインとはそういうものだという事を。

近くの「アアルト・アトリエ」にも行きましたが、見学日ではなく外観のみ見てきました。

1955年完成。白壁の曲線が特徴的なアトリエ。

天気が良かったのに、雷がゴロゴロ鳴り出し雨がザーザー。。。傘を持っていなかったので30分ほど雨宿り。雨が上がったのでトラム(路面電車)まで超特急。なので、住宅街の緑はピンボケです。

街に色はあるのに迫ってこない。多くの人が行き交っているのに、とても静か。車やトラムが行き交う道も喧噪感を感じない・・・でも暗い印象はなく、空気と同じで澄んでいる。日本が騒々し過ぎるのかな。。。
**************
Posted by hinageshi at 15:49│Comments(0)
│お出かけ